PMSは冬にひどくなる?対策は?
監修: 医学博士 湯本優
PMSとは、生理前の3-10日間に起こる心身の不調のこと。生理がはじまると終わります。
原因はいくつかありますが、その1つが「幸せホルモン」と呼ばれる脳内分泌物「セロトニン」の減少。イライラしたり落ち込みやすくなります。
冬は日照時間が短いので、セロトニンが減ってPMSが重くなりがち。
だからPMSもキツくなることがよくあります。
PMSを予防・改善するには、下記の2つが大切。
1. 有酸素運動
ヨガ・ウォーキング・ランニング・スイミングなどを定期的に行うことで、セロトニンの分泌が活性化。心が落ち着き、前向きな気持ちになる効果があります。
2. 栄養摂取
セロトニンの原料「トリプトファン」は体内では作られないので、大豆・乳製品・ナッツから摂取。また、ビタミンB2 と B6も必要で、鶏肉・レバー・卵・青いお魚などから摂りたいところ。また、鉄分が足りないとPMSの症状がひどくなることも報告されています。鉄分・B2・B6はリボルなどサプリで補給するのも良いですね。
ただ、もし症状がひどいなら 婦人科で診てもらうのをお勧めします。お薬で早く楽にするのも良い選択です!
PMSが楽になれば、より自分らしくいられますよね。予防は面倒に見えますが、同時に貧血のケアにもなるので、取り入れてみてください。
医学博士 湯本 優
スポーツメディカルアドバイザー
順天堂大学大学院 医学研究科 博士課程修了。スポーツ医学トレーニング、フィットネス、ニュートリション分野のエキスパート。XTERRAの元日本代表選手。
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