母の貧血は子供に影響する?
監修: 医学博士 湯本優
妊娠中・産後のお母さんが貧血気味だと、お子様にもさまざまなリスクがあるのをご存知ですか?
下記の理由で、特に出産前後に貧血になる女性がとても多いです。
・鉄分など、血を造るのに必要な栄養素が 普段の食事では摂りきれない
・妊娠・出産・授乳 などで大量の鉄分が消費されたまま、鉄分負債になる
それに気づかないままでいると、各ステージでのお子様の成長にリスクが出てきます。
① 出産への影響
妊婦の間は、大量の鉄分が赤ちゃんに送られ貧血がちに。もしお母さんの鉄分が足りないと流産や早産、赤ちゃんの発育不全のリスクが高まります。妊娠前も妊娠中も、鉄分をしっかりとり続けることが大切です。
② 乳児への影響
赤ちゃんの成長には鉄分がたくさん必要で、特に脳を作るのに大切です。お母さんが貧血気味だと母乳の鉄分が少なくなり、お子様に学習障害などの問題が起こる可能性があります。
③ 成長期への影響
小さい頃の貧血は、そのまま続くことが多いです。小学生以降の成長期に勉強に集中できなかったり、すぐに疲れたり、運動をしてもすぐ息切れしたり。それらは鉄分が不足しているサインかもしれません。
特に鉄分は、平均的な日本の食事では充分に摂るのが難しく、女の子は 8歳ぐらいからずっと、男の子も10-17才の成長期に、鉄分負債が毎日膨らみがちです*。
普段のお食事やおやつに気をつけたり、リボルのサプリを活用するなどして、栄養ケアをしてみてください。
リボルのお子様の摂取量に関しては、こちらの「子供は摂れる?」をご参照ください >
*厚生労働省「国民健康・栄養調査(令和元年)」「日本人の食事摂取基準(2020年版)」を参照(2024年6月1日時点で最新)
医学博士 湯本 優
スポーツメディカルアドバイザー
順天堂大学大学院 医学研究科 博士課程修了。スポーツ医学トレーニング、フィットネス、ニュートリション分野のエキスパート。XTERRAの元日本代表選手。
もっと学ぶ
#23 リボル以外におすすめの栄養素
#22 頭痛と貧血の関係は?