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#18

 

キレート鉄ってなに?危険なの?

監修: 医学博士 湯本優

 

 

 

「キレート鉄って、危険ですか?」という質問をいただきました。
キレート鉄とは、鉄にアミノ酸などを結びつけて「吸収されやすい形」に加工された、比較的新しい鉄分の一種です。

日本ではまだ食品原料としては日本で認可されていないので、主にアメリカを中心とする海外サプリに用いられています。「フェロケル」「ビスグリシン酸鉄」「鉄アスパラギン酸塩」などと表記されていることが多いです。

ヘム鉄よりもさらに吸収率が高いので、リボルではサポートしきれない 血力「1」などのひどい貧血の方に向いていると言われています。

 

 

キレート鉄 自体が危険だという報告はありませんが、「吸収されやすい」からこそ、過剰摂取や急性の中毒症状などに注意しないといけません。
とくに海外サプリは1粒に鉄分が30mg以上含まれているなど、過剰に配合されていることがとても多いです。
長期的に摂り続けると、肝臓に鉄が沈着したり、腸の粘膜が荒れるなどのリスクが報告されています。

また、キレート鉄を継続摂取した結果、フェリチン(貯蔵鉄量に関する数値)が異常に上昇する一方で、貧血に関する数値(ヘモグロビン濃度など)が改善しない、といったケースも医療現場でみられるようです。

キレート鉄のサプリをご検討されるなら、医師にご相談の上で、ご自身に合ったサプリと容量・用法を選ばれることをお勧めします。

 

 

一方、リボルに配合しているのは、「ヘム鉄」
お肉や魚と同じ形で、体のニーズに応じて吸収が調整される鉄分です。

必要な分だけをしっかり取り込み、余剰は排出されやすい
ため、安心して日常使いしやすいのがポイント。しかも、吸収された鉄はフェリチンとしてしっかり蓄えられ、次の“必要なタイミング”にも役立ってくれます

そのため、吸収率が高いのに副作用の心配が少なく、日々の体調管理にぴったりです。

 

 

キレート鉄
(海外サプリ中心)

ヘム鉄
(リボル, お肉, 魚など)

非ヘム鉄
(野菜, キノコなど)

吸収率

◎:非常に高い
(個人差あり)

◎:高い
(15〜35%)

△:低い
(2〜10%)

吸収の
調整機能

×:調整機能が働きにくいことも

◯:必要量だけ吸収

△:調整しにくい

胃腸への
刺激

多め
(過剰摂取で炎症リスク)

少ない

多め
(便秘や胃痛)

主な
利用目的

中〜重度の鉄欠乏/医師の指導下での摂取向け

日々の体調管理/軽〜中度の鉄不足

食事での補助

日本での
使用状況

×:未認可
(2025年9月時点)

◎:食品として広く利用可

◎:食品や強化食品で一般的

 

 

「鉄分をしっかり補いたい」と思ったときには、“量”だけでなく、“かたち” や “吸収のしくみ” にも注目して選んでみてください。

 

 

もっと学ぶ
#21  日本は他国より貧血女性が多い?
#20  鉄分は歯に着色する?
#19  鉄不足かを簡単に知る方法は?
#17  鉄をサプリで摂ると身体が錆びる?
#16  食材の鉄分量が減ってきている?

 

 

医学博士 湯本 優

スポーツメディカルアドバイザー

順天堂大学大学院 医学研究科 博士課程修了。スポーツ医学トレーニング、フィットネス、ニュートリション分野のエキスパート。XTERRAの元日本代表選手。

 

 

 

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