データから見る日本の貧血問題
監修: 医学博士 湯本優
病気ってわけじゃないけれど、
最近なんだか疲れてるかも…
そんなあなたのちょっとした不調、体質や遺伝や年齢のせいではなく「血の力」が不足しているのかもしれません。
Data.1
日本女性の40%、20-40代女性の65%は貧血
実は、日本女性の40%、20-40代に限ると65%もの方が「貧血」もしくは「かくれ貧血」です。
体中に酸素を運ぶ役割の「ヘモグロビン」(赤血球の主成分)が不足すると、全身の各機能が酸欠になってしまい、それが不調の原因になります。
Data.2
日本の貧血率は、他国の4-5倍
日本は貧血大国。例えば、鉄分摂取を重視している海外では、国策としてパン・小麦粉・塩・醤油などの毎日食べる食品に鉄分を添加している国も数多くありますが、日本はその点遅れており、個人でケアするしかありません。
Data. 3
貧血は栄養不足が原因
世界一忙しいと言われる日本女性は食生活も乱れがちで、「血力」を高めるのに必要な栄養素が全く足りていません。「ダイエット」の悪影響も大きいです。例えば鉄分も、必要量の40%ほどが毎日不足。体も血も、栄養から作られることを忘れてはいけません。
日本の貧血は、改善すべき社会問題だと知っていただけたと思います。#02では一歩踏み込んで「貧血のメカニズム」を、#03では「『血の力』を栄養で高める」方法を学んでいただけます。
もっと学ぶ
#02 貧血のメカニズム
#03 「血の力」を栄養で高める
医学博士 湯本 優
スポーツメディカルアドバイザー
順天堂大学大学院 医学研究科 博士課程修了。スポーツ医学トレーニング、フィットネス、ニュートリション分野のエキスパート。XTERRAの元日本代表選手。